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映画 老ナルキソス Blu-ray BOX
トランスジェンダー当事者の俳優を起用した短編映画「片袖の魚」で注目された東海林毅監督が、新作の長編映画「老ナルキソス」でもLGBTQの人々をリアルかつ繊細に描く。
主人公は、高齢の絵本作家、山﨑(田村泰二郎)と、若いウリセンボーイのレオ(水石亜飛夢)。レオには真面目で優しい隼人というパートナーがいる。隼人はレオにパートナーシップ制度を使って正式な家族になろうと言ってくるが、複雑な家庭環境で育ったレオは、どうするのがいいのかわからない。そんな中、最初は客として知り合った山﨑と、次第に心をつなげていくようになるのだった。
幼い頃、山﨑は絵を描くのが好きというだけで父から女々しいと怒られ、若い頃にはAIDSの恐怖に直面した。対照的に、レオは、隼人の家族からも温かく歓迎してもらっている。そんな世代の違うふたりを通して、LGBTQの人々を取り囲む今の日本を見つめるのが、この映画だ。アジアンパシフィック映画祭での上映のため、ロサンゼルスを訪れた東海林監督に、この作品に込めた思いを聞いた。
「 映画 老ナルキソス」
ゲイでナルシストの老絵本作家山崎は、自らの衰えゆく容姿に耐えられず、作家としてもスランプに陥っている。ある日ウリセンボーイのレオと出会い、その若さと美しさに打ちのめされる。しかし、山崎の代表作を心の糧にして育ったというレオ――自分以外の存在に、生涯で初めて恋心を抱く。レオもまた山崎に見知らぬ父親の面影を重ね合わせ、すれ違いを抱えたまま、二人の旅が始まる…。
――同名の短編映画は国内外で賞に輝きました。新たに長編で語ろうと思ったのはなぜですか?
「老ナルキソス 」
2017年の短編映画は22分で、この長編映画にも出てくる、屋上で(レオが山﨑の)自殺を止めるところで終わっていました。そこで完結していたんですけれど、その後をどうしても書きたくなってしまったんです。
このふたりは50歳近くも離れていますが、日本でゲイの人たちを見ていると、どの時期に青春期を過ごしたかによって、考え方が違うんですね。とくに70歳を超えている人たちだと、ゲイという言葉も、なかったわけじゃないにしろ今とは違う使われ方をしていた頃を生きています。他人に対してカミングアウトするなんて考えられなかった時代。(表に対して自分を偽り)異性と結婚し、子供を持って生きることが幸せなどと言われていた頃。世の中にLGBTという言葉がある今の20代とはまったく違っています。AIDSパニックを乗り越えてきたかどうかということや、政治的なスタンスの違いもあります。そんな世代間のギャップというのは、当事者じゃないと見えないものがあると思ったんです。
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